食、文化の違い実感 具志頭小、米高校生と交流


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交流会で自己紹介をする米アイオワ州の高校生たち=11日、八重瀬町の具志頭小学校

 【八重瀬】八重瀬町立具志頭小学校で11日、米アイオワ州から来県した高校生ら11人と同校児童との交流会が開かれた。高校生たちは歌やダンスを披露したり、児童と共に給食を食べたりと楽しい時間を過ごした。

 ジョージ・ワシントン高とジョージ・ジェファーソン高の学生9人と引率教師2人が小学校を訪問した。今月1日から約2週間の日程で沖縄に滞在し、姉妹校の向陽高校に通っている。小学校訪問は地域への教育活動の一環。
 高校生たちは、動物の鳴き声が挿入されている曲「オールドマクドナルド」を披露。豚の「オインク、オインク」や馬の「ネーィ」など、日本語とは違う鳴き声に児童たちは大笑いしていた。
 5年生の瀬戸口夢乃さん(10)が「アイオワ州の有名人は誰?」と質問すると、高校生たちは「映画ホビットに出演したイライジャー・ウッド」と返答。瀬戸口さんは「知らないなぁ」と首をかしげていた。給食時間には、各クラスに高校生が1人ずつ配置され、児童たちと食事を共にした。
 2年2組ではブロディー・ローガンさん(16)が苦手な納豆に挑戦。仲里大輝君(8)に「おいしい?」と聞かれ、苦笑いを浮かべながら「おいしいです…」と答えていた。
 アビー・ラエリさん(18)は「とても楽しかった。アメリカでは室内でも靴を脱がないので、不思議な感じがする」と文化の違いを実感していた。