仲井真弘多知事(74)は18日夜、那覇市内のホテルで開かれた経済界との意見交換会で「もう一回だけ許されるなら、チャレンジしたいという気持ちが日に日に強まっている」と述べ、11月16日投開票の知事選への3選出馬の意向を事実上表明した。
自民党県連は18日の役員会で、26日に開く総務会で仲井真氏の擁立を正式決定し、その日のうちに出馬要請する方針を確認した。県連と知事サイドは8月上旬の出馬表明を目指し、具体的な日程調整を始めた。
仲井真氏は経済界との意見交換会で「(米軍基地返還に向けた)歯車を前に回す。道筋をしっかり付けたい」と3期目への意欲を強調。意見交換会後、記者団に対し「(出馬の意向は)相当固まった感じがある」と話した。
同日午前の記者会見では、出馬について「かなり(条件が)整ってきた。(出馬を判断するための値は)天井まで来ている気はする。だんだん煮詰まっている」と意欲を示した。