納付率上昇続き82% 自動車税、カード・コンビニ効果


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 県の2014年度自動車税の納期内納付率が前年度比2・2ポイント増の82・0%になり、11年連続で前年度を上回った。県は13年度に開始したインターネットでのクレジットカード払いや、07年度から実施しているコンビニ納付などの効果が出ていると分析している。

 県税務課は15日、6月2日の納付期限までに29万1643件、97億6572万2千円を徴収したと発表した。クレジットカード納付は前年度比1・3ポイント増の5・4%で、金額は5億9597万2千円。コンビニ納付は1・2ポイント増の39・7%で40億8733万9千円だった。金融機関での納付割合は下がり、コンビニやクレジットでの支払いが増加傾向にあるという。
 納期内納付率が向上したことで、督促状の送付件数も減少傾向にあり、2・7%減の6万999件となった。08年の9万8256件から約4割減っている。
 県の佐次田薫税務課長は「11年連続の増加は県民の納税意識が高まっていることの表れだ。さらに周知を図りたい」と話した。