米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴い、キャンプ・シュワブ沿岸部で27日午前、桟橋の設置作業が行われた。沖合約50メートルの距離まで浮桟橋が整備されており、浮具(フロート)などの設置作業の準備がほぼ整った。
一方、同日午前10時過ぎに代替施設建設に反対する住民らが辺野古沖でカヌーをこいでいたところ、海上保安庁が停船を命じた。カヌーをこいでいた男性(38)ら計2人が海保のゴムボートに乗せられ、沖合まで連行された。第11管区海上保安本部は「作業区域付近にいて危険なので安全指導をした。拿捕(だほ)ではない」としている。午前11時前に辺野古漁港に戻された男性(38)は「(海上保安官は)威圧的で恐怖を感じた」と話した。
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