建白書の実現訴え 「島ぐるみ会議」大会に2千人


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「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」結成大会で「辺野古移設をやめさせよう」とガンバロー三唱する参加者ら=27日午後3時44分、宜野湾市民会館

 米軍普天間飛行場の県内移設断念などを求めて昨年1月に安倍晋三首相らに提出した建白書の理念実現を訴える「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」の結成大会が27日午後、宜野湾市民会館で開かれ、主催者発表で2千人余りが参加した。米軍基地の過重負担に象徴される沖縄への「構造的差別」の解消を訴え、県民の再結集を訴える結成アピールを採択した。

 普天間飛行場の移設に向けた名護市辺野古での海底ボーリング調査の準備作業が本格化していることを踏まえ、大会は「辺野古強行をやめさせよう」をテーマに掲げた。登壇者らは「移設作業をやめさせなければならない」と口々に訴えた。
 満員となった1200人収容の会場はホールに入れなかった人たちがロビーや屋外にあふれ、入場できずに帰る人たちもいた。
 大会では今後、沖縄の現状を国内外に訴え、基地問題への理解を広げていくための運動に取り組むことを確認した。【琉球新報電子版】
英文へ→All Okinawa united rally requesting the easing of the base-hosting burden draws 2,000