米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う浮標灯(ブイ)などの設置作業が間近に迫っていることを受け、名護市辺野古のキャンプ・シュワブの第一ゲート前では28日、これまでで最大規模の市民らが集結し、抗議行動が展開されている。
同日午後12時現在、ゲート前での座り込みが始まった7月以降で、最多の約120人の市民が抗議に参加している。トラックの進入を阻止するため、初めて車道での座り込みも行っている。
土砂などの資材を搬入するトラックは、約5分おきにゲートに進入している。車道に座り込む市民に対し、県警が1人に2、3人がかりで歩道へ引きずる場面もあった。
沖縄防衛局が27日午後8時頃に着工した高さ約1・5メートルの鉄柵と、タイヤの泥を落とすため表面が波状になった鉄板の設置作業は28日午前6時に完了した。市民からは「刃物だぞ」「座り込みの排除が目的だ」など抗議の声が上がった。