勝山、3年連続三つ星 国際味覚審査


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
iTQi優秀味覚賞を受賞した勝山シークヮーサーの山川良勝社長(前列左端)とマキ屋フーズの金城正直社長(同右端)ら=30日、県庁

 食品や飲料品の味覚を評価する国際味覚審査機構(iTQi、ベルギー)の2014年優秀味覚賞審査で、農業生産法人勝山シークヮーサー(名護市、山川良勝社長)が3年連続で最高賞の三つ星を受賞、3年連続三つ星に与えられるクリスタル味覚賞を県内企業として初めて受賞した。同審査でマキ屋フーズ(同市、金城正直社長)は初の一つ星を受賞した。

勝山シークヮーサーは国際的な食の品評会「モンドセレクション」の金賞も初受賞した。
 県農林水産部が30日、県産農林水産物を使い加工品の付加価値向上を図る「プレミアム加工品開発支援事業」の実績として発表した。
 iTQi優秀味覚賞審査は、欧州の著名なソムリエ120人が、目隠し方式で製品の第一印象・外観・香り・食感・味の5項目を100点満点で評価し、総合評価を競う。
 勝山シークヮーサーは希釈飲料「勝山シークヮーサー」(500ミリリットル)で三つ星、マキ屋フーズは調味料「純鬼辛(じゅんおにから)」(30グラム)で一つ星を受賞した。
 山川社長は「農家と協力して良いものを作ろうという思いが、受賞につながった」と喜びを述べた。マキ屋フーズの金城社長は「今後、より多くの方にこの商品をアピールしたい」と抱負を話した。