経済界有志が翁長氏擁立へ集会 あす出馬要請


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 11月の県知事選に翁長雄志那覇市長の擁立を掲げて経済界有志が設立した「オナガ雄志知事を実現する同志会」の拡大会議が6日午後、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開かれた。

県内経済界の代表や従業員ら1450人(主催者発表)が集まり、翁長氏への出馬要請書の内容を確認した。8日午前に翁長氏に直接要請する。
 要請書は「沖縄の尊厳を問う選挙で、沖縄の進むべき未来を決定する。保革を問わず沖縄のアイデンティティーを確立できるリーダーとして立候補の決断をしていただくよう要請する」と求めている。同志会共同代表の呉屋守将氏(金秀グループ会長)は「今回の戦いをきっかけに沖縄から国の形を変えていこう。沖縄を平和、経済のキーストーンに変えていこう。県民と一緒に、県民のための、県民による、県民の政治を展望して最大限の取り組みをしよう」とあいさつした。
 もう1人の共同代表の平良朝敬かりゆしグループ最高経営責任者は「沖縄の空にもビーチにもオスプレイはいらない。こんなところに楽園はない。米軍基地は阻害要因でしかなく、沖縄の発展に基地はいらない。基地で働く人にもやりがいある職場をつくっていこう」と呼び掛けた。
 同志会顧問の長浜徳松沖縄ハム総合食品(オキハム)会長や、既に那覇市議団として翁長氏に出馬要請した金城徹那覇市議も登壇し、協力を呼び掛けた。