仲井真弘多知事(74)は7日、那覇市内のホテルで記者会見し、11月16日投開票の知事選に3選を目指して出馬することを正式に表明した。仲井真氏は表明に当たっての基本的な考え方として「沖縄は産業、雇用、離島振興、基地問題も改良、改善へ着実に前に進んでいる。この流れを変えるな、ストップさせるなということだ」と強調し、県政の継続を訴えた。
最大の争点となる米軍普天間飛行場の移設問題については「普天間の5年以内の運用停止の実現に向かって進んでいる」と述べ、日米地位協定の改定やキャンプ・キンザーの返還などの政策実現と合わせて、基地問題全般の解決に向けて取り組む考えを強調。「沖縄の発展に尽くしたいという気力に満ち満ちている。もう1期しっかりと働かせていただきたい」と強い意欲を示した。