北大東所得385万首位 県平均201万、1.2%減


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 県統計課は6日、2011年度市町村民所得を発表した。人口1人当たりの所得は北大東村が385万9千円で8年連続の首位、南大東村327万5千円、嘉手納町270万7千円と続いた。県平均は201万8千円で前年度比1・2%減少した。

139万3千円の今帰仁村が最も低かった。
 県内純生産は建設業などで減少したが、製造業やサービス業が増加し、前年度比0・3%増の2兆6299億円だった。那覇市の8490億円が最大で、次いで浦添市2564億円、沖縄市2028億円だった。産業別構成比は1次産業が0・4ポイント減の1・6%、2次産業が0・1ポイント増の13・2%、3次産業が0・2ポイント増の85・1%となった。
 雇用者報酬と財産所得、企業所得を合計した県民所得は0・6%減の2兆8268億円。雇用者報酬は賃金などの増加により0・4%増の1兆8738億円となった。一方、財産所得は4・7%減の2368億円、企業所得は個人企業の減少などにより1・9%減の7162億円だった。