佐久原、柔道女子70キロV 九州中学体育大会


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 2014年度九州中学体育大会は9日、各地で5競技を行った。柔道女子70キロ級で佐久原唯(沖縄尚学)が頂点に立った。また男子73キロ級の野原寛至(南風原)、女子44キロ級の新城凜子(名護)、同48キロ級の登川優衣(与勝)が4強入りした。軟式野球は美東が準決勝進出を決めた。

◆佐久原 最後まで攻め貫く
 女子70キロ級を制した佐久原唯(沖尚)は、最後の最後まで攻めの姿勢を失わなかった。後ろに下がらず、積極的に組み手争いを仕掛けていく。準決勝、決勝は相手に指導が与えられて僅差勝ち。「弱気にならず、最後まで前に出られた」と満足げだった。
 昨年の九州大会は70キロ超級でベスト4。階級を一つ下げて臨んだ今大会は優勝を目標に掲げていた。「(昨年は)びびって下がってしまっていた」。九州で勝つため、練習から積極的に前に出ていくことを意識した。その成果が本番でも生きた。
 準決勝は相手に抑え込まれる絶体絶命のピンチもあった。「ここで負けられない」と必死にもがき、有効を与える直前で逃げ切った。
 接戦を制し、九州チャンピオンの称号を手にした佐久原は「優勝は自信になった。全国でもどんどん前に出ていきたい」と力強く語った。