ブイ設置公開文書 129ページ中128ページ黒塗り


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129ページ中、128ページが黒塗りだった文書=12日、名護市辺野古の辺野古漁協テント

 平和市民連絡会の北上田毅さんが沖縄防衛局に情報公開請求をした「ブイ設置に関する文書」が12日公開されたが、129ページ中128ページが不開示となっていたことが分かった。

 情報公開を求めたのは、ブイを設置する場所などを記した設計図面や特記仕様書など5種類の文書で、ほとんど全て黒塗りで公開された。唯一公開された1ページは、埋め立て承認願書の中に含まれる文書だった。
 防衛局は不開示とした理由について「事業の安全の確保および円滑な実施に支障を及ぼす恐れがある」などと回答している。
 北上田さんは「ほかの文書は公開しているのに、なぜブイ設置の文書はここまで徹底して不開示にするのか」と憤った。