辺野古埋め立て 仲井真知事「ノーコメント」


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仲井真弘多知事

 仲井真弘多知事は14日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海上作業が本格化したことについて、「作業の一つ一つを僕に聞かれても、どうにもならない。事業をやっている防衛省に聞いた方が早い」と述べ、直接の論評を避けた。

貿易・経済交流促進の覚書締結のため香港に出張するのを前に、那覇空港で記者団に答えた。
 知事は作業の進捗(しんちょく)に関して「その質問を僕にしても全然意味がない」と回答。「せめてわれわれが香港に何しに行くかぐらいの取材をしてほしい。辺野古はノーコメントだ」と述べた。
 移設が普天間飛行場の危険性除去につながるかとの質問に対し、「当然だ。そういう流れにある」と述べ、移設容認の姿勢を示した。