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米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古の海域では15日午前6時前から、14日に引き続き、海底ボーリング調査に先立って立ち入り制限の境界を明確化するためのブイ(浮標灯)やフロート(浮具)の設置作業が始まった。
新基地建設に反対する市民らは午前7時ごろ、複数のカヌーなどで海上の抗議行動を開始した。午後12時半までに、カヌーで抗議していた4人が港まで、海上保安庁にえい航された。さらにゴムボートで抗議行動していた男性3人が「海上の安全確保」を理由に同じく海保に港まで戻された。いずれも立ち入り禁止区域外とみられる場所で海保に強制排除された。海保は、同区域外で抗議行動を続ける市民らに対し「船が集まると危ない」などとし、現場から離れるよう求めている。
現場海域では午前6時前から海上保安庁の巡視船艇や漁船が30隻以上確認された。午前8時過ぎには、辺野古漁港側のキャンプ・シュワブ内ビーチ前にブイを海に落として設置する様子や汀間漁港近くでオイルフェンスと見られる浮具を大浦湾方面に浮かべる様子が確認された。
午前9時過ぎからは、シュワブのゲート前で市民らの座り込みが始まった。市民らは「海保は弾圧を辞めろ」などとシュプレヒコールを繰り返し、道路からの撤退を呼び掛ける警察官らとのもみ合いを続けている。
【琉球新報電子版】