モズク今季収穫、7年ぶり2万トン 天候恵まれ需要も多く


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県内のモズク生産量の推移

 県もずく養殖業振興協議会(国吉真孝会長)は15日、那覇市の県水産会館で2014年度定時総会を開き、14年産(13年12月~14年7月)モズク生産量見込みを発表した。前年同期比33・1%増の2万498トンで、2万トン超えは7年ぶりとなった。

目標に対し、本モズクは100%、糸モズクは136%の達成率だった。
 生産量の内訳は、本モズクが32・9%増の1万9140トン、糸モズクは45・8%増の1358トン。ここ数年は、天候が不安定な影響で収穫量が減少していたが、ことしは天候や生育条件に恵まれ収穫量が回復、「需要に対して供給が追い付かない」と報告された。
 15年の生産目標は、本モズクが1万9千トン、糸モズクは千トンに設定した。高品質のモズク供給を目指し、通常収穫期に採れる「完熟モズク」の生産に努め、マニュアルに基づく品質の維持管理徹底を図る。
 国吉会長は「来年度も引き続き品質の良いモズクの提供をお願いしたい」と会員らに呼び掛けた。