沖縄から海を渡った移住者が広大な密林を切り開いて移住地を築き上げて、ことしで60周年。17日(日本時間同日深夜)の式典では過酷な開拓人生を送った1世をねぎらい、今後移住地の将来を担う2、3世が先人が歩んだ歴史を伝えていくことを願う声が上がった。
母県・沖縄からの訪問団も開拓者が味わった困難に思いをはせ、移住地の歴史やアイデンティティー継承のために、今後もつながり続けることを誓った。
祭典の前後の期間、現地大学生の川満旬さん(22)は現地に滞在し、全ての移住者と交流を持った。「移住地が沖縄のアイデンティティーをずっと保ってほしい。沖縄に帰っても現地と交流を続け、刺激を与えあいたい」と意気込んだ。
翁長雄志市長会長(那覇市長)は「海外のウチナーンチュはチムグクルを同じくして、今後沖縄が世界へ羽ばたいていくに当たって、良きパートナーだ。世界のウチナーが一つとなって頑張っていきたい」と今後交流発展を願った。
英文へ→Ceremony for the 60th anniversary of Okinawan immigration to Bolivia held