2基目の台船、掘削向け作業進む 辺野古 市民はカヌーで抗議


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 米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部で進められている海底ボーリング調査に関し、19日午前も浅瀬に設置された2基のスパット台船で掘削に向けた作業が進められた。18日に浅瀬に設置された青色のスパット台船ではまだ掘削は始まっていない。

 新基地建設に反対する市民らは午前9時前、カヌー十数艇で工事区域を示す浮具(フロート)の側までこぎ出し、海上からボーリング調査に抗議している。海上保安庁はカヌーに対して「離れてください」など警告しているが午前11時現在、カヌーを止めるなどの行動はしていない。
 一方、シュワブのゲート前では午前11時半時点で市民約200人が集結した。午前9時半すぎからは「ボーリング調査やめろ」「埋め立てやめろ」などシュプレヒコールを上げている。
【琉球新報電子版】

掘削に向け作業が行われている2基目のスパット台船=19日午前10時30分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸
「ボーリング調査を中止せよ」などと抗議の声を上げる市民ら=19日午前10時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前