那覇市牧志の那覇タワーの解体工事が7月24日から始まっていることが19日までに分かった。同タワーの土地・建物を保有するグリーンホテル・ズ コーポレーションによると、建物の老朽化が進んでいるため、現状を維持しながらの有効活用は困難と判断し、解体することにした。
既に建物内部に残されたテナント跡の撤去作業などを開始。今月中にも本格的な建物の解体作業に取り掛かる。解体期間は15年4月末までの予定で、解体後の跡地活用方法については決まっていない。18日、関係者らが解体作業の安全祈願祭を実施した。
那覇タワーは地上7階建てと19階建ての二つの建物から構成されており、7階建ての建物から解体を始める。
那覇タワーの土地・建物はことし7月に前所有者の不動産関連会社イントランス(東京)から西日本を中心にホテルチェーンを展開するグリーンホテル・ズ コーポーレション(福岡)に売却された。隣接する沖縄三越の閉店で跡地の再開発が予定されており、今後、那覇タワーと一体開発される可能性もある。