レスリングの第30回全国高校生グレコローマンスタイル選手権最終日は19日、大阪府の金岡公園体育館で4階級を行った。県勢は74キロ級で下地恵永(浦添工)が3位に入った。
◆「国体では優勝」下地
「優勝したかった」。グレコローマンに自信を持って大会に臨んだ74キロ級の下地恵永(浦添工)は3位の成績にも納得いかない様子だった。
準々決勝で当たった大越幸之介は全国総体3回戦でテクニカルフォール負けを喫した因縁の相手。「リベンジしたかった」と意気込んだが、序盤にタックルを決められ劣勢に。下地は寝技で反撃を図り、ローリングでポイントを奪ったが攻めきれなかった。「得意の投げを抑えられた」と悔やんだ。
優勝を狙っていただけに、大越に敗れた後は「悔しくて放心状態だった」。しかしそこから気持ちを切り替え、敗者復活戦を勝ち上がって3位に入った。下地は「国体のグレコローマンでは優勝します」と再リベンジを誓った。