海保、フロート近くで泳いだ男性「確保」 辺野古


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「工事をやめろ」。基地内に入るトラックにシュプレヒコールを上げる抗議集会の参加者ら=21日午前11時すぎ、名護市

 【辺野古問題取材班】名護市の米軍キャンプ・シュワブ沖に計画されている新基地建設について21日、ゲート前では午前9時15分にこの日最初の抗議集会が開かれた。約60人が「辺野古埋立阻止」などのカードを掲げ、行進した。基地に向かいシュプレヒコールを挙げた。参加者らは埋め立て用資材を積んだ車両の搬入阻止についても結束した抵抗を確認し合った。

 海上では既に設置されたスパット台船2基に作業員の姿が確認された。
 午前9時ごろ、市民らが海上で抗議するカヌー16艇が、辺野古漁港から出発した。海上保安官ら5~6人が乗るゴムボート6艇がすぐに取り囲んだ。しばらくしてカヌー隊の1人がカヌーを下り海域を泳いだことから「フロートの近くで泳いだ」として「確保」された。この男性は海保のゴムボートで辺野古漁港へ戻された。【琉球新報電子版】