ペルーWUB会議、県人会の在り方論議


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第3回世界のウチナーンチュ会議で乾杯する出席者=20日(日本時間21日)、ペルー沖縄県人会館

 【ペルー=梅田正覚】海外県系人の経済ネットワーク構築を狙う「ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション(WUB)・ネットワーク」は20日(日本時間同日深夜)、南米ペルーの県人会館で第3回世界のウチナーンチュ会議を開催した。

沖縄や海外の県系人約160人が出席し「世界の沖縄県人会長会議」や「世界の民間大使会議」などが開かれ、今後の県人会組織の在り方や沖縄のアイデンティティーの継承について議論を深めた。
 同会議は2008年にハワイ・ホノルルで第1回が開催されて以来、5年に1度開かれている。ことしは14~17日(現地時間)にボリビアのコロニア・オキナワやブラジル・カンポグランデ市の入植記念式典が開催されたため、沖縄からも多数が出席した。
 県人会長会議では「県出身者以外を県人会に入会させるか」をテーマに議論した。会員数の減少を背景に「沖縄の文化が好きな人」の入会を認める意見が多数出た。一方「時点では県人だけの入会でとどめるべきだ」との声もあった。