新垣(糸満)、上原(糸満)V 県中学新人バドミントン


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 バドミントンの第38回県中学校新人シングルス選手権大会は22日、那覇市民体育館で男女の決勝まで行った。2年生の部の男子は新垣開琉(糸満)が頂点に立ち、女子は上原愛枝(糸満)が制した。

1年生の部は男子は島颯杜(石嶺)、女子は黒島花音(潮平)が優勝した。

◆勝つイメージで初の全県大会V/男子2年・新垣
 新垣開琉(糸満)は勝利のイメージだけを思い描いていた。2年生の部の決勝。第1ゲームは難なく取ったが、第2ゲームは相手を追いかける場面もあった。そんな時は「勝つイメージを持ってミスを減らそうと思った」。優勝を決めて「練習の成果を出せた」と喜んだ。
 立ち上がりはコースをうまく狙って優位に試合を進めた。第2ゲームから猛攻を受け、相手のフェイントにも惑わされた。「きつかった」と語るが、「みんなの応援を聞いて攻める意識を持った」と振り返る。
 中学に入ってから全県大会で優勝するのは初めてという。「もっと練習して相手にもっと差をつけて勝利できるようになりたい」とさらなる強化を誓った。

◆リードを許すも攻撃の手緩めず/女子2年・上原
 女子2年生の部の上原愛枝(糸満)は攻め続けた。第2ゲームは9―9の同点から勢いに乗り、連続してポイントを重ねた。最後は力強いスマッシュで勝負を決め「連覇できて良かった」と笑顔が輝いた。
 決勝の相手は前回大会も頂点を争った大城結(宮里)。「相手は前よりも強くなっているので自分の持っている力を出し切った」と振り返る。第1ゲームの序盤はリードを許したが、「相手が積極的に攻めているので自分も攻めようと思った」。徐々にペースをつかみ逆転に成功した。「連戦の疲れが出た」と言う第2ゲームも最後まで攻撃の手を緩めなかった。
 10月には中学新人ダブルス選手権に出場する予定だ。昨年の同大会は準優勝だったため「今年は優勝する」と目標を掲げた。

新垣 開琉
力強い攻撃で勝利を引き寄せる上原愛枝(糸満)=22日、那覇市民体育館