沖尚の山城、安里選出 U―18侍ジャパン発表


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 日本高野連は25日、U―18(18歳以下)アジア選手権(9月1日~6日・バンコク)に出場する高校日本代表の18選手を発表し、春夏の甲子園で8強入りした沖縄尚学から投手の山城大智と内野手の安里健が名を連ねた。

同校の比嘉公也監督はコーチを務める。25日、事前合宿のため大阪へ出発した山城と安里は「日本代表としてしっかりプレーしたい」と意気込んだ。
 山城は沖尚のエースとして今夏の甲子園では3試合全てに先発登板し、初戦では14奪三振の力投で沸かせた。アジア選手権では「違う国の選手を相手にいろいろ試してみたい。思い切り勝負をして楽しみたい」と目を輝かせた。安里は沖尚で4番打者を担い、夏の甲子園は3回戦でサヨナラ適時打、準々決勝ではソロ本塁打を放って存在感を示した。「試合に出られたら積極的にアピールしてチームに貢献したい」と力を込める。国内の同世代の強豪選手たちとの交流も大きな経験だ。山城は「友達になって、どんな練習をしているかなど聞いてみたい」と笑顔で語った。
 大会には八つの国と地域が参加。日本代表には、投手では昨夏全国制覇した前橋育英(群馬)の高橋光成や、昨春の選抜大会を制した浦和学院(埼玉)の小島和哉らが選ばれた。(大城周子)

沖縄尚学のエースとして甲子園で注目を集めた山城大智=22日、甲子園球場
夏の準々決勝、三重戦でソロ本塁打を放った沖縄尚学の安里健