自民党の河村建夫選対委員長は27日午前、那覇市内のホテルで、11月16日投開票の知事選への3選出馬を表明している仲井真弘多知事(75)に推薦状を交付した。
河村氏は「関係者の意見、選挙態勢の構築、支援の状況、いろんな角度から精査した。自信を持って推薦を申し上げる環境だ」と強調。「最初は保守の分裂と思ったが、実際の流れは保守と革新の二極化した対立だ。今後の取り組みで勝機を見いだせる」と述べた。
仲井真氏は普天間飛行場の辺野古移設について「普天間の危険性を除去し解決するのは当然必要だ。名護市の真ん中でなくて、海を埋め立てて半分のサイズにする計画だ。計画通り着々と進めるのは政府の仕事だ」と説明。振興策や米軍基地返還に向けた取り組みの成果も強調し「こういう状態を後戻りすることなく前へ進める。政府、自民党の力を借りて確かなものにしたい」と語った。【琉球新報電子版】