【浦添】浦添勢2校が全国の頂点で対戦した第43回全国中学校体育大会の女子ハンドボール。全国制覇の港川中、準優勝した神森中の女子ハンドボール部が28日、浦添市役所を訪れ、松本哲治市長らに大会報告した。常にしのぎを削り合ったライバル同士が晴れやかな笑顔で集い、市関係者は「浦添から全国1位と2位が同時に出たことは誇り」と快挙に沸いた。
両チームは県大会、九州大会、そして全国と、常にトップの座を争ってきた。8月7日に宮崎県で開かれた九州大会決勝では神森が延長戦の末に港川に勝利し、大会3連覇を飾った。その後同20日に愛媛県が舞台となった全国大会決勝では、港川が16―12で神森に雪辱した。
港川中主将の真座あすかさんは「地区大会からずっと神森と対戦することができた。同じ浦添で全国優勝と準優勝できたことをうれしく思う。高校でも活躍できるよう頑張る」と笑顔で語った。
神森中主将の安村菜々乃さんは「ライバルの港川と戦うことができて充実していた。中学最後の試合を全国決勝のコートに立ってプレーすることができ最高の思い出になった」と胸を張った。
港川中の神谷加代子監督は「保護者などサポーターの力にプラスして、ライバル神森の選手たちにも支えられ全国一になることができた。コートの外に勝負あり。選手たちは今度は人生の夢実現に向かって出発していくと思う」とエールを送った。
松本市長は「必ずかなうと信じて目指した人にしか夢はかなわない。東京五輪もやってくる。日本代表になると信じた人だけが出場できる。この体験を糧にハンドも勉強もそれ以外のことも一生懸命に頑張ってほしい」と喜んだ。
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