海保、市民1人一時拘束 シュワブゲート前で70人が抗議 


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 新基地建設に向けた作業が進む名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部で2日午前、新基地建設に反対する市民一人がカヌーで浮具(フロート)内に入り、海上保安官に拘束された。午前11時現在は解放されている。

 海上では午前9時までに8艇のカヌーに乗った市民が抗議行動を展開。フロート内海上では海上保安官がカヌーの練習をしているのが確認されている。スパット台船のうち1基はその地点での調査を終えたとみられる。
 キャンプ・シュワブ前では2日午前8時すぎから、新基地建設に反対する市民らが座り込みを始め、ボーリング調査の中止などを求めている。県内外から幅広い世代が集まり、午前11時までに約70人が集まっている。市民らはゲートを出入りする工事車両に対し、「辺野古埋立阻止」「新基地建設反対」などと書かれたプラカードを掲げ、抗議し、「ボーリング反対」「海を壊すな」などシュプレヒコールを上げた。
【琉球新報電子版】

浮具内に入った市民1人(右から3人目)を拘束する海上保安庁のゴムボート=2日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸
「海を壊すな」など抗議の声を上げる市民ら=2日午前11時すぎ、名護市辺野古