海保、カヌーの10人拘束 辺野古沖 ゲート前でも抗議


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に向け新基地建設作業が進む名護市辺野古沖では4日午前、抗議する市民らが乗るカヌーが制限水域を示す浮具(フロート)内に入り、少なくとも10人が海上保安庁に拘束された。

 キャンプ・シュワブゲート前には市民ら約70人が集まり「スパット台船帰れ」などと抗議の声を上げた。
 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「3日は翁長雄志那覇市長、稲嶺進名護市長が激励に訪れてくれた。政府が基地建設を断念するまで頑張ろう」と呼び掛けた。午後もゲート前と海上での抗議を継続する予定で警備に当たる県警、民間警備会社、海上保安庁と市民との緊迫した状態が続くとみられる。
【琉球新報電子版】

海上で抗議行動する市民らを拘束する海上保安官=4日午前10時50分ごろ、名護市辺野古沖
「スパット台船帰れ」などと抗議の声を上げる市民ら=4日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前