女子ハンマー本村準V 日本学生対校陸上


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本村 夏鈴

 陸上の日本学生対校選手権第2日は6日、埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、100メートルの男子は仁川アジア大会代表の山県亮太(慶大)が10秒20(向かい風0・4メートル)で初優勝した。

女子は藤森安奈(青学大)が11秒83で初めて制した。女子ハンマー投げで本村夏鈴(那覇西高―九州共立大)が57メートル43で2位となった。男子400メートルリレーでは与那国塁(那覇西高出)が出場した中京大が39秒26で3位に入った。
 男子200メートルは予選で桐生祥秀(東洋大)が全体トップとなる20秒60で4組1着となり、7日の準決勝に進んだ。

◆攻めの自己新本村
 女子ハンマー投げの本村夏鈴(那覇西高―九州共立大)は自己ベスト(55メートル18)を上回る57メートル43で準優勝を果たした。「一緒に出場した大学の先輩たちが声を掛けてくれたので、いい投げができた」と周囲の支えに感謝する。
 5日の予選で自己ベストタイ記録を出し、「いい感覚だ」と手応えがあった。決勝では「1年生なので挑戦者の気持ちで攻めた」。体の軸がぶれないように、フォームに注意して試技を続けた。「投げるたびに先輩や先生が『良かったよ』と言ってくれたので結果が出せた」と声を弾ませる。
 10月には日本ジュニア選手権に出場する予定だ。「思い切り自分の投げをやりたい」と力強く語った。