ゲート前で抗議開始 辺野古 海上では台船2基で掘削調査


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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前には9日、抗議の座り込みのため朝から次々と県民らが集まった。午前9時半すぎには約80人が集会を開き、建設反対を求める抗議の声を上げた。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は集会で、7日の名護市議選で与党が過半数を占めたことに触れて、「我々の目的は辺野古の海を埋め立てさせないことだ。名護市議選の勢いで、県知事選に勝利しよう」と鼓舞し、参加者は拍手で応えた。
 参加者は集会後、タンバリンを打ち鳴らし、プラカードを手に持ちデモ行進を行った。
 海上にある2基のスパット台船上には作業員の姿が見られ、ボーリング調査が進められていた。キャンプ・シュワブの浜辺では米海兵隊の水陸両用車数台が訓練をする様子も見られた。
【琉球新報電子版】

新基地建設反対を求めてシュプレヒコールを挙げる集会参加者=9日午前11時22分ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前
作業員がボーリング調査を行っているとみられるスパット台船=9日午前9時15分、名護市辺野古沖