拉致問題「はっきりした結果を」 家族会代表、国民大集会で


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北朝鮮による拉致被害者の全員救出と全面解決を求める集会に参加した(前列左から)横田早紀江さん、滋さん、曽我ひとみさん、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表=13日午後、東京・日比谷公会堂

 北朝鮮による拉致被害者全員の早期救出と拉致問題の全面解決を求める国民大集会が13日、東京・日比谷公会堂で開かれた。拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(76)は「いいかげんな結果は要らない。はっきりした結果を出してほしい」と訴えた。

 当初「夏の終わりから秋口」とされた、北朝鮮の特別調査委員会による初回の結果報告は、日朝間の極秘協議で見返りを求める北朝鮮側との溝が埋まらず、日程が決まっていない。飯塚代表は「もう少しの時間、(交渉の行方を)注視していきたい」と述べた。
 安倍晋三首相も出席し、「国際的な圧力を高めながら、全面解決に向けて全力を挙げる」と強調した。
(共同通信)