レプトスピラ症、県内で12人感染 注意呼び掛け


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 県健康長寿課は12日、7月末から県内で12人がレプトスピラ症に感染しているとして、皮膚に傷がある場合は河川での遊泳を控えるなどの予防対策を呼び掛けた。
 同課によると八重山保健所管内で、7月30日から9月12日までの間にレジャーガイドら9人がレプトスピラ症と確定診断された。

また同地域の河川でレジャーをした観光客の感染も3例報告されている。いずれも病状は回復した。
 レプトスピラ症は3~14日の潜伏期間後、頭痛や発熱、筋肉痛などの症状が出る。重症化すると腎機能障害や黄疸(おうだん)などを発症し、治療しないと死に至ることもある。
 ことしの報告患者の多くが、裂傷がある状態で遊泳している。河川や滝の生水を飲んで感染した例もあるという。同課は川遊びや農作業をした後2週間以内に発熱などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診するよう呼び掛けている。