名護で映画お披露目 「がじまる食堂の恋」に700人


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
舞台あいさつで観客と一緒にポーズを決め、映画をPRする(左から)大谷健太郎監督と肥後克広さん、パッション屋良さん=13日、名護市民会館

 【名護】名護市を舞台に、市民らも企画・製作に携わった映画「がじまる食堂の恋」の先行上映会が13日、名護市民会館で開かれ、市内外から約700人が訪れた。観客は、名護の風景をバックに描かれた切なく複雑な恋物語の世界に入り込んだ。時折エキストラなどで市民が映ると、会場からは歓声が上がった。

 上映前に大谷健太郎監督と、コミカルな警官役を演じた那覇市出身の肥後克広さん、名護市出身のパッション屋良さんが舞台あいさつをした。肥後さんは「映像がきれいでフランス映画のよう」とPR。屋良さんは「地元にいても映画を通して初めて気付くことがあった。多くの人が足を運んで名護が元気になれば」と語った。大谷監督は「名護の魅力を再発見してもらえるとうれしい」と話した。
 名護市に住む平良綾子さん(59)は「なじみのある景色が出てきて親近感を持って見ることができた」と感想を語った。
 20日から全国ロードショーが始まる。県内では桜坂劇場と、名護市民会館(20日、27日)で上映する。