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県高校ハンドボール 男子興南8連覇、女子はコザV

 ハンドボールの第49回県高校選手権大会は最終日の20日、八重瀬町東風平運動公園体育館で男女決勝まで行い、男子は興南が8年連続30度目の優勝を飾った。女子はコザは20年ぶり4度目の頂点に立った。

◆女子・コザ 開始10分間怒濤の攻撃
 前半5分すぎ、玉城縫の速攻が幕開けだった。10分間にわたるコザの攻撃は速攻あり、ディフェンスの頭越しに放つ強いシュートあり、連続で10得点。その間、浦添商にゴールを割らせず、一気に勝負を決めた。
 決勝の6得点中、この10分間で4点を挙げた山城美咲は「準決勝がきつくて疲れはあったけど、点差をつけてベンチ全員で出たかった」と満足そうに振り返る。
 快勝への伏線は準決勝の那覇西戦。6月の県高校総体で敗れた相手に「先輩たちのリベンジを」(比嘉有里主将)と臨んだ。延長にもつれこむ熱戦を制しただけでなく、新チームになってうまくいかなかったディフェンスがかみ合うなど実戦の中で成長を見せた。
 手応えを感じただけに比嘉は「決勝は前半で勝負を決めよう」と呼び掛け、言葉通りに怒濤(どとう)の攻撃を繰り出した。けがで2週間戦列を離れた大黒柱の仲間結香は準決勝で決勝点、決勝は短時間の出場ながら3得点と復調ぶりを示し「プレーでみんなに恩返しできた」と喜んだ。
 4強の常連だが、栄冠は20年ぶり。進化したコザの実力を示したが、比嘉は「気の緩みがミスにつながった部分もある。修正したい」と引き締めた。(金城潤)

◆男子・興南、伝統の堅守速攻 新チームに継承
 王者興南の「堅守速攻」は新チームにも引き継がれた。決勝は一時ダブルスコアに近い差をつけるなど盤石の勝利。川上勝太主将は「とにかくディフェンス練習ばかりしてきて、守って速攻を意識した。それが決まってよかった」とほっと胸をなで下ろす。
 春夏連覇の偉業を自身もベンチに入って経験した川上だけに「正直プレッシャーはある。でも自分たちは自分たちでやっていく」と力強い。
 黒島宣昭監督は「各チームとも仕上げてくるのは、九州派遣が懸かる大会のある12月。高い目標を持って入ってきた生徒たちだからチーム内の切磋琢磨(せっさたくま)で高めていくことが大事になる」と話した。


女子決勝 コザ―浦添商 ディフェンスをかいくぐりシュートを放つコザの山城美咲=20日、八重瀬町東風平運動公園体育館

男子決勝 興南―コザ 相手ディフェンスを振り切り、シュートする興南の川上勝太