女子那覇高が連覇 県総合バスケット


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女子決勝 那覇高―沖国大 リング下からシュートを放つ那覇高の高野真由=21日、南城市知念体育館

 バスケットボールの第48回県総合選手権大会最終日は21日、南城市知念体育館で男女の決勝まで行い、男子はBullets(ブレッツ)が91―73で小禄高を破り、2年ぶり3回目の優勝を果たした。

女子は那覇高が67―60で沖国大に勝利し、2年連続2回目の頂点に立った。男女の優勝、準優勝チームは全九州総合選手権大会(11月8・9日、大分県)への出場権を得た。

◆1、2年生 好発進/女子那覇高
 チームのスタイルを手探りしながらも、那覇高の1・2年生チームが優勝を決め、新チームとして好発進した。「ディフェンスから走るバスケ」をテーマに掲げ、主将のガード具志堅茅乃を中心に声を出し合い、集中力を切らさなかった。
 前半は那覇高の湧上麻乃が積極的に切り込み、センター高野真由がリング下からシュートを決めると、沖国大は横田光希の3点弾やセンター正木優子がミドルシュートを決め、一進一退の展開。前半終了間際に那覇高のFW中山美可子が3点弾を決め、いい形で前半を終えた。
 後半、那覇高は沖国大のセンター正木へのマークを徹底し、動きを封じた。テーマにした守備からの速攻もさえ、第3クオーター(Q)を20―9と突き放し、試合は一気に那覇高ペースに。
 1年生ながら随所でリバウンドを取って活躍した高野は「沖縄で一番リバウンドが取れるセンターになりたい」と意気込み、中山は「新チームは伸びるところがいっぱいある」と成長を誓う。主将の具志堅は「新チームは身長が低いので、走りを強化する」と語り、10月の新人大会に向けて気合を入れた。(関戸塩)