【中国時報】台湾軍、「中国の空母」想定し演習


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 台湾軍は16日からの5日間、中国の航空母艦保有を想定した軍事演習「漢光23」を行った。空母からの攻撃が想定された演習はこれが初めて。
 想定された時期は2012年で、中国がウクライナから購入した空母が補修を終え、台湾の東海上に配備された状況を想定した。
 演習はコンピューターによるシミュレーションによるもので、5日間不眠不休で行われた。中国はまずミサイル攻撃を行った後、空母などで攻撃してくると台湾軍は予想している。
 台湾軍は中国の空母保有に対し、潜水艦や駆逐艦による防衛は行われるものの、アメリカのような艦隊を組織することは難しく、制空能力には限りがあるとみている。
 しかし、中国は近年、米軍の空母戦法に関する情報を収集しているため、米政府も今回の対空母演習には強い関心を示しており、太平洋軍司令官を視察のため派遣している。