那覇市長選 与世田氏、出馬を受諾 自民県連が要請


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与世田 兼稔氏

 自民党県連は7日、知事選と同日選となる11月16日の那覇市長選の候補者選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)の会合を那覇市内で開き、前副知事で弁護士の与世田兼稔氏(64)を擁立することを全会一致で決めた。

与世田氏は県連の出馬要請を受諾し、記者団に対し「那覇市民の期待に応えるべく、全力を尽くすことを確約する」と出馬への決意を示した。
 選考委は与世田氏を含む5候補の中から人選を進めていた。国場氏は与世田氏に決定した理由について「自公体制を組める可能性が非常に高い。短い選挙戦の中、即戦力として態勢を組みやすい」と説明。その上で「沖縄弁護士会会長や副知事など多くの公職、要職を経験し、太い人脈を形成している」と評価した。
 与世田氏は「保守中道という那覇市政の運営理念を守り、仲井真弘多知事と共に21世紀ビジョンの具体案を策定する」と強調した。米軍普天間飛行場の辺野古移設に関しては「那覇市長選の争点になり得ない」と語った。
 与世田氏は1950年8月生まれ。石垣市出身。82年沖縄弁護士会登録、04年から1年間、同会会長。11~13年に副知事を務めた。