10.10空襲70年 慰霊祭 「平和の大切さ示すのが責務」


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那覇市出身戦没者の冥福を祈り焼香をささげる参列者ら=10日午後3時ごろ、那覇市若狭

 10・10空襲から70年の節目を迎えた10日、那覇市若狭の若狭海浜公園内で第19回「なぐやけの碑」慰霊祭(主催・那覇市連合遺族会)が行われた。約160人が参列した。

 碑は10・10空襲の犠牲者を含む那覇市出身の沖縄戦戦没者約2900人の名簿が奉納されており、毎年10月10日に慰霊祭が行われている。
 那覇市連合遺族会の大嶺正光会長は「今年は10・10空襲から70年の節目になる。文化遺産や人命と多くのものを失った。歴史の教訓を胸に、平和の尊厳がいかに大切かということを示すのは私たちの責務だ」と弔辞を述べた。
 台風の影響で強風が吹く中、参列者は一人一人焼香し手を合わせて戦没者に思いをはせた。
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