民主党が喜納昌吉元参議院議員の除名方針固める


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喜納昌吉県連代表を除名する方針を決めた民主党の役員会=10日、東京・永田町の民主党本部

 【東京】民主党は10日の役員会で、党の指示に従わず11月の県知事選への立候補を表明した喜納昌吉元参院議員を除名する方針を決めた。14日に正式決定する。喜納氏は10日、県連代表を辞任し、県連は新代表に花城正樹那覇市議を選出した。喜納氏は取材に対し「知事選には当然出る」と述べ、除名されても出馬する意向を示した。

 党本部の枝野幸男幹事長は記者団に「喜納氏は党本部の選挙方針、(米軍普天間飛行場の辺野古移設を容認する)基地問題への方針を無視し、党本部への批判を繰り返している」と指摘し「県民を混乱させ、党の信用を失墜させた」と説明。「新体制を契機に県連の立て直しをしっかりやりたい」とも述べた。
 知事選で民主党本部は独自候補を立てず、自主投票とする考えを示しているが、喜納氏は辺野古移設反対を掲げての立候補を表明していた。党本部は出馬取りやめを指示し、出馬に踏み切るなら離党するよう求めたが、喜納氏は拒否していた。
 枝野氏は県連が今後喜納氏を支援した場合、「処分の対象になる」と強調した。県連は党本部の要請を受け、喜納氏の支援を行わない方向だ。