沖縄の文化継承 「島々連絡会」発足へ


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 琉球諸島の文化、自然を育み、次世代へ継承することを目的に、地域や職業、専門分野を超えて幅広い層の人々が連携する「琉球の島々文化連絡会」が19日、発足する。呼び掛け人の比嘉豊光さん(写真家)ら6人が10日、県庁で会見し、県民に賛同者への加入を呼び掛けた。19日午前10時からは、那覇市の県立博物館・美術館1階講座室で設立会を開く。

 比嘉さんらは「来年は戦後70年を迎える。沖縄の文化や自然を守り、継承することを踏まえ、さまざまな取り組みを連携させて活動の相乗効果を図りたい。多くの県民に設立会へ参加してほしい」と話した。
 呼び掛け人は、比嘉さんのほか、安里英子、安里進、上原誠勇、高良鉄美、桃原一彦、豊見山和美、豊見山和行、友知政樹、仲地博の10氏。賛同者は9日現在65人で、設立後も琉球諸島の各島、一般県民に加入を募る。
 今後「しまくとぅばで語る戦世」など、さまざまな分野のプロジェクトを連携させながら展開する予定。