【ペルー】平和経済宣言を採択 WUB世界大会に200人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
第18回WUB世界大会と第3回世界のウチナーンチュ会議

 8月19、20日の両日、リマ市の県人会館・西銘順治大ホールで第18回WUB世界大会と第3回世界のウチナーンチュ会議(主催・WUBネットワーク=長嶺爲泰オスカル会長、主管・WUBペルー支部=嵩原ルイス会長)が開かれ、内外から200人近いWUB会員が参加した=写真。

 今大会はブラジルのカンポ・グランデ県人移住100周年、ボリビアでの県人移住60周年に続いて開かれたもので、島尻安伊子参議院議員、株丹達也在ペルー日本国特命全権大使、高良倉吉沖縄県副知事、岡田フランシスコ日系人協会会長、石橋スミ子日系婦人会会長ら来賓をはじめ、仲宗根ロバートWUB創設者ほか歴代顧問や各支部の会長、各国県人会長らも出席した。
 初日は第1回会議「ペルー経済と金融情勢/EPA」に続いて、EWC研修生らによる「海外研修と教育」をテーマにパネルディスカッションが開かれた。午後からは「グローバル時代の人材教育」と題して、リマ・パシッフィク大のエルサ・デル・カステイヨ学長、琉大の大城肇学長、琉大の外間登美子理事、名桜大の山里勝巳学長らによるシンポジウムと、ビジネス交流会などが開かれ、1日目が終了した。
 2日目はペルー沖縄県人会の概要として県人会の歩みの紹介や、アイデンティティー会議、世界の県人会長会議、婦人会議、民間大使会議が開かれた。国際交流・人材育成財団の大城浩所長から県費留学生の受け入れ事業が紹介されたほか、2016年に開催される「第6回世界のウチナーンチュ大会」に関して県の担当者が過去の大会のビデオを紹介、大会への参加を呼び掛けた。
 最後に、WUBネットワークが提唱した「沖縄平和経済宣言」が理事会によって採択され、2日間の会議が幕を閉じた。
 第19回WUB世界大会は、来年8月にハワイで開催予定。(赤嶺光弘通信員)