【アメリカ】南加県人会協が50周年 盛大に祝う


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鳩間節を踊る与那嶺恵子玉城流冠千会のジョセフ・ジョーンズさんと山内亜希子さん

 南加県人会協議会が創立されて50年の節目を迎え、9月14日、ロサンゼルス市隣のモンテベロー市のクワイエット・キャノンで記念式典が盛大に挙行された。500人近い観客が集い、華やかな式典となった。

 日本には47の都道府県があるが、そのうちの41県人会が南加県人会協議会に加盟、その半数以上が100周年を迎え現在に至っている。協議会は1964年、当時の島内敏郎在ロサンゼルス総領事の呼び掛けで発足した15南加県人会長連絡会が母体。日系コミュニティーの発展と日本文化の継承と普及のために団結していこうとの理念のもとに活動を開始した。
 県出身の当銘貞夫県人会協議会会長が総務委員長に、比嘉朝儀元県人会協議会会長が実行委員長に就任、愛媛県出身の松岡八十次幹事が司会を担当、岐阜県出身の水谷ハッピー通常会計が数人の若いボランティアと一緒に会場係や受け付けに采配を振るった。
 堀之内秀久在ロサンゼルス総領事や、日商の青木義男会頭らが祝辞を述べた。鏡割りで祝杯を挙げ、昼食会に入った。
 式の第2部はエンターテインメントで、日本民謡、日本舞踊、歌謡曲などで会場が和んだ。特に圧巻だったのは、西タックさんの歌謡寸劇「座頭市」、堀之内総領事のギター演奏付き「上を向いて歩こう」では観客も一緒に手拍子で歌った。琉球舞踊では、玉城流冠千会若手ホープのジョセフ・ジョーンズさんと山内亜希子さんが「鳩間節、夏の涼浜」を華やかに踊った。(当銘貞夫通信員)