「ハワイ沖縄プラザ」建設協力を 来年完成予定、募金呼び掛け


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ハワイ沖縄連合会の島袋クリス守会長(中央)と沖縄ハワイ協会の高山朝光会長(右)、ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部の宜野座朝美事務総長=15日、那覇市の琉球新報社

 祖先の故郷を巡るスタディツアーで7日から沖縄を訪れているハワイの県系人組織「ハワイ沖縄連合会」(HUOA)の島袋クリス守会長(47)らが15日、那覇市の琉球新報社を訪れた。

ツアーを毎年実施し、ことしは1世から4世までの41人が10日間滞在した。県平和祈念資料館や史跡などを見学し、親類と交流も深めたことを報告した。ハワイで建設計画が進む「ハワイ沖縄プラザ」の建設費用に充てる募金への協力も呼び掛けた。
 3世の島袋会長は同席した沖縄ハワイ協会の高山朝光会長、ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部の宜野座朝美事務総長と共に「ハワイで沖縄文化を4世、5世と継承していくためにもハワイ沖縄プラザの建設を応援してほしい」と語った。
 HUOAは活動拠点「ハワイ沖縄センター」の管理運営費を捻出するため、2015年完成予定の商業施設「ハワイ沖縄プラザ」の収益を充てる計画を進めている。建設費5億円のうち1億円を県内からの寄付で賄う計画で、推進本部が県内窓口となる。戦後の食料難の際、ハワイの県系人が沖縄にブタを贈ったことにちなみ、寄付者にブタの人形を贈呈する。
 問い合わせは推進本部(電話)098(887)0116。
英文へ→HUOA seeks donations for the construction of Hawaii Okinawa Plaza