国頭舞台に映画撮影 ゴリさん監督、クイナと少年描く


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ヤンバルクイナのまねをするゴリさん(前列左端)、普久原一生君(同左から2人目)と出演者ら=21日、国頭村役場前

 【国頭】来年3月に開催予定の第7回沖縄国際映画祭に出品される、国頭村が舞台となる地域発信型映画の製作発表会見が21日、同村役場であった。映画は県出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんが監督を務め、ヤンバルクイナの保護活動に関わる少年が主人公。ゴリさんは「国頭の豊かな自然を生かしている。完成を楽しみにして」と意気込んだ。

 作品はヤンバルクイナの保護活動に努める少年たちが密猟者からクイナを守るという物語。作品名は未定。撮影は20日に始まっており、23日まで。村森林公園や村役場、古民家などで予定されている。ゴリさんは「ジーンとするところもあり、笑いもある」と紹介した。
 主人公役の普久原一生君(11)は「映画は初めて。緊張したけど、みんなと話したらちゃんとできる」と笑顔で語った。
 会見に出席した宮城久和国頭村長は「村の最大テーマは豊かな自然。国頭の魅力を県外の人にも知ってほしい」と期待した。