高江の現実「衝撃的」 「標的の村」米東部で上映

ドキュメンタリー映画「標的の村」に見入る市民ら=26日、米ニュージャージー州のフォートリー図書館

 【米ニュージャージー州=島袋良太本紙特派員】米東部ニュージャージー州(NJ州)のフォートリー図書館で26日、東村高江のヘリパッド建設に反対する住民を追った琉球朝日放送制作のドキュメンタリー映画「標的の村」の上映会があった。

ヘリパッド建設や米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備の中で、反対する住民と同じ県民の警察官が抗議行動の現場で衝突する場面ではすすり泣く人もおり、参加者は真剣な表情で見入っていた。
 上映後の意見交換会で参加者は「日本本土の人は沖縄の基地を一緒になくそうとしないのか」などと活発に質問していた。
 上映会は持続可能な社会づくりを目指す非営利団体「エイブル」が企画。同団体は稲嶺進名護市長が5月に訪米した際に通訳を務めたレイチェル・クラークさん(NJ州在住)らが設立した。25日には韓国済州島の海軍基地建設問題を追ったドキュメンタリー「済州島の亡霊」も上映した。
 クラークさんは「市長訪米の通訳を機に、世界には知るべきことがたくさんあると実感した。自分もこの問題をより多くの人に知ってもらうために米国で発信したい」と話した。
 夫婦で訪れたポール・ダンさん(55)=英語教員=は「このような作品は一米国人として『反米プロパガンダ映画』という印象もあり、見ることに抵抗があった。だが実際に見て、沖縄や済州島で起きていることは衝撃的だった。この出来事に多くの人が気付くといいと思う」と話した。
英文へ→Documentary film The Target Village screened in the United States



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