第12回県知事選は30日告示され、17日間の選挙戦に突入する。現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)の有力4人が出馬を表明している。
最大の争点となる米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題では仲井真氏が推進、翁長氏が反対の立場を掲げる。下地氏は県民投票の実施による決着、喜納氏は埋め立て承認の取り消しなどを主張する。
埋め立て工事着手前の県民の今回の審判が、事業の進捗(しんちょく)に影響を与えることは必至だ。
30日、仲井真氏は午前8時半から那覇市牧志の選挙事務所前で出陣式を行う。翁長氏は午前8時半から那覇市壺川の選挙事務所で出陣式に臨む。下地氏は午前9時半から那覇市泉崎の県民広場で出陣式を実施する。喜納氏は午前9時すぎ、南城市の久高島で第一声を発する。