【中国時報】3ルート案を決定 台湾―中国トンネル


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「海峡両岸通道(橋・トンネル)工学学術シンポジウム」が21日、福州で開催され、中国大陸と台湾を結ぶ海底トンネルの3ルート案が決定された。同トンネルは中国交通部(国交省)の20年中長期計画で、建設が計画されている。トンネルの建設を推進するため、今回のシンポジウムでは新たに「海峡両岸通道学術委員会」が設置され、中国と台湾の学術交流の場を提供するほか、工事開始に向けての学術的研究などを推し進めていく。
 このトンネルは北京と台北を最速で結ぶルートとして建設が予定されている「京台高速道路」の一部となるもの。3案のいずれのルートも工事の規模は山峡ダムや英仏海底トンネルの3倍以上となる見込みで、世界最大規模になると見られている。