【中国時報】中1の80%が軽度の脂肪肝 児童の肥満深刻


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 児童の肥満問題を研究している台北市立聨合病院の小児科研究グループが先ごろ行った調査によると、BMI(ボディーマス)指数が肥満と判断された中学1年生の80%が軽度の脂肪肝であることが分かった。
 調査の対象は、台北市内にある士林小学校、中正小学校、信義小学校の1年生640人と中正区と大安区にある3つの中学校の1年生2431人。小学生の4人に1人が肥満と見なされ中学生男子では36・9%が肥満と判断された。
 調査に当たった医師は食習慣の欧米化や外食の増加、父母の食習慣に対する無理解などが肥満の原因になっていると指摘。現在、子供の代謝疾患研究はまだ十分ではないが、肥満児童が将来高血圧や高血糖、高脂血症などを発病する可能性は明らかに高まっているとして、食習慣を改善して運動するよう呼び掛けた。