国立大学協会は7日、長野県松本市で総会を開き、東北大の里見進学長を新会長に選出した。松本紘前会長が9月末で京大学長を退任したことに伴うもの。任期は松本前会長の残り任期の来年6月まで。
里見氏は記者会見で、財務省が国立大運営費交付金の3割程度を成果によって傾斜配分するよう求めていることについて、「安定的な交付金で長期展望をもって教育、研究ができる体制を維持すべきだ」と批判した。
また、副会長だった里見氏が会長になったことなどに伴い、副会長に永田恭介・筑波大学長と片峰茂・長崎大学長の2人を新たに選んだ。任期は同じく来年6月まで。
(共同通信)