琉大資料で地元学ぶ、生活や自然紹介 久米島博物館


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豊見山和行教授による展示解説に熱心に耳を傾ける参加者=2日、久米島博物館

 【久米島】琉球大学付属図書館・資料館(風樹館)の2014年度企画展「久米島のくらしと自然」が2日、久米島博物館特別展示室で始まった。琉大図書館と資料館が所蔵する久米島に関する古文書や絶滅が危惧される久米島の固有種・キクザトサワヘビの標本、1960年撮影の写真パネルなどを展示している。

クメジマカブトムシとクメジマホタルの標本など久米島展のために特別に公開された貴重な資料もある。
 企画展の開幕に当たり、主催者を代表して琉大図書館の伊澤雅子館長が「原資料の持つ魅力を久米島の皆さんに感じてほしい」とあいさつした。同大法文学部の豊見山和行教授(歴史学)らによるギャラリートークもあり、参加者は詳しい解説に熱心にメモを取っていた。
 同展は16日まで、入場無料。
 9日は大城学教授が「久米島の芸能」、15日は佐々木健志学芸員が「久米島の自然とくらし」と題して講座を行う。それぞれ午後2時から午後3時半まで。詳しい内容は琉大付属図書館や久米島町役場ホームページで紹介している。
(中島徹也通信員)