嘉手志川きれいに 区民がルール看板製作


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嘉手志川周辺に立てる看板づくりに取り組む区民ら=8日、糸満市大里の大里公民館

 【糸満】豊かな水をたたえ、住民の憩いの場所である嘉手志川(糸満市大里)の環境を守ろうと、「第3回あるものさがし~嘉手志川をきれいにしよう~」が8日、糸満市の大里公民館で開かれた。参加した子どもから大人までの区民約20人は、嘉手志川の利活用や保全について考え、安全な利用や美化を促す看板を製作した。

 「安全で楽しくあそぶためのルール」と題し、区民らは「すべりやすいので走らない」「魚、エビ、カニはとらない」「ごみは各自で持ち帰ろう」―など六つのルールを看板に書いた。内容をより分かりやすくするため、子どもたちはそれぞれのルールに合ったイラストを描いた。
 出来上がった看板は、23日に実施する区の美化作業で嘉手志川周辺に立てる予定。
 「魚がいっぱいいて、友達と会えるから、嘉手志川でよく遊ぶよ」と笑うのは金城琉衣さん(8)=高嶺小2年。「でも水の中にガラスや棒が落ちているから、はだしだと危ない」と話し、「ごみをなくしてきれいな大里にしたいな」と意気込んだ。
 上原和雄区長は、「未来の大里を背負う子どもたちに、嘉手志川を伝えていきたい」と語った。